原子力事故の大きな影響

チェルノブイリ原子力発電所事故

原子力施設の事故は、施設の周辺だけでなく周りの国々に影響をあたえることもあります。
放射性物質が原子力施設の外にもれてしまうと、人体や環境に長い期間影響をあたえることになります。

 

チェルノブイリ原子力発電所の事故では、周囲30km以内に住んでいた約13万5千人が移住させられました。
放射性物質は風に運ばれて、ヨーロッパ全土に影響しました。
日本にも、わずかですが放射性物質が飛んでくるなど、広い範囲にひろがりました。

 

福島第一原子力発電所の事故でも周辺地域に避難指示が出され、多くの人が避難生活を余儀なくされています。
福島の海も汚染され、福島やいわき、茨城の沖合の漁も自粛されるなど、経済や生活にも大きな影響を受けています。

 

 

原子力事故の人体への影響

チェルノブイリ原子力発電所事故

 

人体への影響は、見逃せません。
チェルノブイリ原子力発電所の事故では、汚染が特に酷かったのが現在のウクライナ、ロシア、ベラルーシの3カ国です。
とくにベラルーシでは、事故後数年経ってから、甲状腺ガンになる子どもが増えたことが知られています。

 

甲状腺ガンは、白血病とともに放射線の影響によって発生しやすく、とくに子どもへの影響が強いのです。

 

また、1999年9月30日に起きた東海村JCO核燃料加工施設臨界事故では、作業員2名が死亡し、周辺住民や救急隊員なども被爆しています。