原子力発電ってなんだろう

発電と原子力

電気を作るには火力発電、水力発電、風力発電、太陽光や地熱を利用したものなどの方法があります。

原子力発電は、その電気を作る方法の一つです。

日本の発電の中心は、火力発電です。

日本の発電電力量の電源別割合

現在の日本の発電量の中心は火力発電で、全体の約60%を占めています。

二度にわたるオイルショックを経験した日本は、それまでの石油依存のあり方を見直し、天然ガスや石炭、原子力などの導入を推し進めました。

原子力エネルギーは、ウランを利用し、原子炉内で核分裂を起こし、それによって発生する熱で蒸気を発生させます。その蒸気でタービンを回転させる事により発電を行うという方法です。

蒸気でタービンを回転させる事により発電させるという方法は、火力発電と原理的には全く同じです。

違うのは、原子力はウランを使う発電方法で、火力発電のように大量の石油や石炭を、天然ガスを必要としないことです。

ウランは、少ない量で膨大な量の電気を生み出すことができ、一度発電を開始すると長時間発電し続けるという利点があるので、資源の少ない日本では有力な発電方法として積極的にとりいれられていました。

背景には、増え続ける電力消費があります。

家庭部門のエネルギー消費の動向

高度経済成長が始まった1965年度頃までは家庭用エネルギー消費の3分の1以上を石炭が占めていましたが、その後主に灯油に代替され、1973年度には石炭はわずか6%程度になりました。その後の新たな家電製品の普及、大型化・多機能化等によって電気がしめる量は大幅に増加しました。

最近ではオール電化住宅の普及もあって、2009年度の電気の占める量は50.6%に達し、電気が家庭で最も多く使われるエネルギーとなりました。

1993年には、原子力発電による発電が日本の総発電量の30%を超えました。

こうして、2011年3月11日の東日本大震災によって福島第一原発の事故が起こるまで、有効な発電方法として積極的にとりいれられてきたのです。