原発の仕組み

原子力発電のしくみ

原子力発電のしくみは、火力発電によく似ています。

共通点:蒸気で発電するしくみ

火力発電も原子力発電も、燃料を燃やし、出た熱で水を沸騰させて蒸気を作り、この蒸気の力を利用してタービンをまわし、タービンにつなげられた発電機で発電するというしくみです。

違い:蒸気のつくりかた

火力発電は、石油や石炭、天然ガスなどでボイラーを燃やし、出た熱で水を沸騰させて蒸気を作ります。

原子力発電は、ウランを燃料に使います。原子炉でウランが「核分裂」という反応を起こすと、高い熱エネルギーがうまれます。この熱で水を沸騰させて蒸気を作るのです。

 (出典:『原子力・エネルギー図面集 2012』より)

それぞれの特徴と問題点

火力発電も原子力発電も、それぞれに特徴や問題点があります。一覧表にしてみました。

特徴 問題点
火力発電 燃料の量を調節できるので、発電する電力量を簡単に変えることが出来るので、そのときに必要なだけ電気を作ることが出来る。 化石燃料といわれる石油や石炭などを大量に消費する。資源には限りがあるため、枯渇することが心配されている。また、化石燃料を燃やした時に発生する二酸化炭素は、地球温暖化の原因ともいわれている。
原子力発電 原子力発電の燃料となるウランは、石油や石炭に比べて少ない燃料で発電できるため、輸送や貯蔵が容易。また、一度燃料を原子炉の中に入れると、1年程度は燃料を取り替えずに発電できる。 発生した放射能物質が外部に漏れる事故が起きると、長期に渡って環境を汚染し、周辺に住む人々の健康や生活に悪影響をおよぼす。廃炉の作業が終わまで40年近くかかる。


(出典:資源エネルギー庁 『原子力2010』より)